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「Apache ActiveMQ」に脆弱性 - メモリ枯渇のおそれ

メッセージブローカー「Apache ActiveMQ」にサービス拒否に陥るおそれがある脆弱性が明らかとなった。アップデートが提供されている。

「OpenWire」プロトコルのコマンドをデシリアライズする際、バッファサイズを検証していないことに起因する脆弱性「CVE-2025-27533」が明らかとなったもの。

過剰にメモリを消費させるようなサイズを指定することで、ブローカーにおけるメモリを枯渇させるDoS攻撃が可能だという。

共通脆弱性評価システム「CVSSv4.0」のベーススコアは「6.9」、重要度は「中(Moderate)」とレーティングされている。

開発チームは、3月にリリースした「同6.1.6」「同5.18.7」「同5.17.7」「同5.16.8」で同脆弱性を解消した。また相互TLS(mTLS)を有効化することでリスクを低減できるとしている。

(Security NEXT - 2025/05/12 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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