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VirusTotalがIoTマルウェア分類ハッシュ関数「telfhash」を採用

トレンドマイクロは、Linuxで動作するマルウェアを効率的に分類できるハッシュ関数「Trend Micro ELF Hash(telfhash)」が、「VirusTotal」により採用されたと発表した。

同関数は、Linuxの実行ファイル形式「ELF(Executable and Linkable Format)」ファイルから、類似したファイルをクラスタリングできるハッシュ値を提供するオープンソースのプログラム。「Apache License 2.0」のもと、Githubで公開されており、「x86」「x86-64」「ARM」「MIPS」といったアーキテクチャをサポートしている。

Linuxを搭載するIoT機器を狙ったマルウェアは、「Mirai」をはじめ、カスタマイズされた大量の「亜種」が出回っており、既知のマルウェアと類似しているか判別できるよう、同社の脅威研究チームが開発した。

「TLSH」により類似性が比較できるハッシュ値を作成。マルウェアがライブラリを読み込み、あらたな機能が追加された場合も、「telfhash」では同じファミリーに属しているかどうか、推測できるという。

同社が2020年10月に収集した不審な1801件の「ELFファイル」を、既知のマルウェアとハッシュ値で比較、類似性を分析したところ、既知のグループに属する1543件と、未知とされる258件に分類された。

今回、VirusTotalにより採用されたことによって、ハッシュ値の計算が可能である検索済み「ELFファイル」については同関数で計算されたハッシュ値が付与され、既知マルウェアとの類似性なども比較することが可能。解析効率の向上などが期待されるという。

(Security NEXT - 2020/11/05 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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