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IoT製品セキュラベル制度「JC-STAR」、申請受付を開始 - 特別料金も

情報処理推進機構(IPA)は、IoT製品のセキュリティ機能を可視化する「セキュリティ要件適合評価及びラベリング制度(JC-STAR)」の申請受付を開始した。2025年9月までの申請受領分について特別料金を適用するとしている。

同機構では、2024年9月30日にIoT製品のセキュリティラベリング制度「JC-STAR(Labeling Scheme based on Japan Cyber-Security Technical Assessment Requirements)」を発表し、準備を進めてきたが、同制度の「レベル1」における申請受付を開始したもの。

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JC-STARの「制度ロゴ(画像上)」と2次元コードを記載した「適合ラベル(画像下)」

同制度は、「インターネットプロトコル(IP)」による通信を行うIoT製品を対象として、適合基準に基づいて製品が必要なセキュリティ要件を満たしているか評価。「ETSI EN 303 645」や「NISTIR 8425」などの国内外の規格との調和も図っている。

適合製品向けに二次元コードが記載されたラベルを発行。製品を利用する調達者や消費者は、製品が備えるセキュリティ機能や問い合わせ先を容易に確認できるとしている。

評価レベルは、製品の重要度や利用シーンに応じて4段階を用意。今回募集を開始した「レベル1」は、IoT製品共通となる最低限のセキュリティ要件に対し、ベンダーが自ら適合を宣言し、申請する方式となる。

(Security NEXT - 2025/03/25 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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