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GL-iNet製ルータに複数の深刻なRCE脆弱性 - 早急に更新を

GL-iNetが提供するルータに複数の脆弱性が明らかとなった。影響が大きく、早急にアップデートを実施するよう呼びかけている。

同社では、「OpenWrt」を搭載した小型モデルをはじめとするルータやIoTゲートウェイ製品などを展開。日本をはじめ、40以上の国で販売されており、一部モデルは1年間に数十万台規模で販売しているとしている。

同社は8月1日にセキュリティアドバイザリを公開し、28モデルが影響を受ける脆弱性6件について明らかにした。「OpenWrt」に起因する脆弱性は含まれていない。

特にSIDブルートフォースが可能となる「CVE-2024-39225」、入力検証の不備「CVE-2024-39226」、認証の欠如とパストラバーサル「CVE-2024-39227」、「ovpn api」におけるシェルインジェクションの脆弱性「CVE-2024-39228」の4件についてはリモートより認証なしにコードを実行されるおそれがある。

4件いずれも米サイバーセキュリティインフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)における共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「9.8」、重要度は「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。

(Security NEXT - 2024/08/13 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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