Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

IoT向けDB「Apache IoTDB」に脆弱性 - 4月の更新で修正済み

産業用IoTデバイスより収集したデータを管理できるデータベース「Apache IoTDB」にリモートよりコードを実行されるおそれがある脆弱性が明らかとなった。アップデートが提供されている。

開発チームが現地時間2025年5月14日にセキュリティアドバイザリを公開し、「CVE-2024-24780」について明らかにしたもの。

「ユーザー定義関数(UDF)」を作成する権限を持つ場合に、信頼されていない外部の「URI」より不正な関数を登録できる脆弱性で、リモートよりコードを実行されるおそれがある。

開発チームでは、同脆弱性の重要度を4段階中、上から3番目にあたる「中(Moderate)」とレーティングした。

一方、米サイバーセキュリティインフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)では、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアを「9.8」と評価、重要度を4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングしている。

開発チームでは、現地時間2025年4月17日にリリースした「Apache IoTDB 1.3.4」にて同脆弱性を修正。利用者にアップデートを呼びかけている。

(Security NEXT - 2025/05/15 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

マルウェア対策製品「Avast」「AVG」に深刻な脆弱性
Synology製NAS「BeeStation」に深刻な脆弱性 - 修正版が公開
米当局、「WatchGuard Firebox」など脆弱性3件の悪用に注意喚起
ビデオ会議サービスのZoom、脆弱性9件を公表
「MS Edge」のアップデート、脆弱性5件を修正
MS、11月の月例修正パッチを公開 - ゼロデイ脆弱性にも対応
「Chrome」のスクリプトエンジン「V8」に脆弱性 - 修正版を公開
「Firefox 145」をリリース - 16件の脆弱性に対処
「Ivanti EPM」にセキュリティアップデート - 脆弱性3件を修正
WatchGuardのVPNクライアントに脆弱性 - Windows版に影響