10月のフィッシング報告、過去最高更新 - URLは約17%減
「Amazon」「楽天」のほか、「三井住友カード」「MyJCB」「特別定額給付金(総務省)」などを装ったフィッシングメールが大量に出回っており、攻撃の多いこれら上位5ブランドで全体の90.9%を占める。また4割近くのメールが差出人のメールアドレスにおいて正規サービスのドメインを偽装していた。
なかでも「特別定額給付金」に関するフィッシング攻撃では、あらたなフィッシングサイトが日々立ち上げられ、誘導するメールが送信されているという。
「特別定額給付金」は、過去に一律給付されており、多くの人に関連する話題であることから、引き続き注意するようフィッシング対策協議会では警戒を呼びかけている。
またショートメッセージサービス(SMS)を利用したいわゆるスミッシング攻撃も、報告の増加が見られた。発信元情報をなりすまして送信された場合、正規のメッセージと誤認する可能性が高く、あらためて注意を促している。
(Security NEXT - 2020/11/05 )
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