10月のフィッシング報告、過去最高更新 - URLは約17%減
10月も前月同様、フィッシング攻撃に関する報告が多数寄せられており、過去最高を更新した。一方URLは前月より約16.9%減とやや後退している。
フィッシング対策協議会が10月に把握したフィッシング攻撃の状況について取りまとめたもの。
同月に寄せられたフィッシングの報告は2万8727件。大幅な増加によって過去最高となった前月の2万8575件を上回ったものの、152件と小幅な増加にとどまった。
一方、ユニークなURLは5554件。報告と同様、過去最高となった前月の6686件から一転、約16.9%の減少となった。ただし、高い水準にあることは変わりなく、2020年1月の2366件と比較すると2倍以上の件数となっている。
同月に悪用が確認されたブランドは57件。前月から8件増加した。前月は約1年ぶりに40件台となったが、ふたたび50以上のブランドが悪用された。

フィッシングの報告や利用されたURLの推移(フィ対協の発表をもとに独自に作成)
(Security NEXT - 2020/11/05 )
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