Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「コード決済」の不正な口座紐づけ防止でガイドライン - 3月より検討

同ガイドラインでは、コード決済サービスにおいて、他人の金融機関口座と不正に紐づけが行われた場合、口座残高が不正に利用されるため、関係者など多くに影響が及び、サービスの社会的信用にも影響すると指摘。アカウント作成時や銀行口座との紐づけ時、チャージ時、決済時において、コード決済事業者が実施すべき対策を盛り込んだ。

一方でガイドラインで示した対策は、網羅的に記載したものではなく、あらたな手口によって現状の対策における実効性が損なわれる可能性もあるとしており、同ガイドラインにある対策に限らず、あらたな不正利用の可能性や対策の実効性をつねに検証し、リスクに見合った対策を講じるよう求めている。

また金融機関口座との不正な紐づけに関しては、コード決済事業者側の対策にとどまらず、金融機関側にも対策が求められるとして、引き続き検討していく予定。

20200930_cl_002.jpg
コード決済サービスの全体フロー例(図:キャッシュレス推進協議会)

(Security NEXT - 2020/09/30 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

募金サイトで他人クレカ番号による少額寄付 - 利用できるか確認か
メンテナンス中に本人確認資料画像データを誤消去 - 琉球銀
フィッシングURLが大幅減 - 10カ月ぶりに1万件下回る
多数システムでランサム被害、復旧や事業継続に追われる - ならコープ
「PayPayカード」の利用通知に見せかけた詐欺メールに警戒を
「OCN」装うフィッシング - 正規キャッシュレスサイトで金銭詐取も
2021年のフィッシング報告、前年比約2.3倍に - 約53.6%がEC系
しまむら、サイバー攻撃でシステム障害 - 全店舗の一部サービスに影響
金融庁、サイバーセキュリティ強化取組方針を改訂
ネットリスクを学べる高校生向けの無償教材