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「OCN」装うフィッシング - 正規キャッシュレスサイトで金銭詐取も

インターネットサービスプロバイダの料金請求メールを装ったフィッシング攻撃が発生している。アカウントの詐取だけでなく、キャッシュレスサービスより送金させ、金銭をだまし取ろうとしていた。

「OCN」を装い、料金請求のメールに見せかけて偽サイトへ誘導するフィッシング攻撃が確認されているとして、フィッシング対策協議会が注意喚起を行ったもの。偽サイトでは、「OCN ID」として利用するメールアドレスやパスワードを入力させようとしていた。

さらにキャッシュレスサービス「PayPay」へ誘導。携帯電話番号やパスワードを入力すると送金されてしまうという。

1月4日の時点でフィッシングサイトの稼働が確認されており、同協議会では閉鎖に向けてJPCERTコーディネーションセンターへ調査を依頼。類似したフィッシング攻撃に注意するよう呼びかけている。

(Security NEXT - 2023/01/04 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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