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日本医師会で「Emotet」感染 - 「なりすましメール」出回る

問題の「なりすましメール」には、実際にやり取りされたメールの本文が記載されており、過去にメールでやり取りしたことがある関係者に対して送信されていた。

同団体では同日18時過ぎに感染したパソコンを特定。LANから切り離し、マルウェアを駆除した。端末内に同団体の会員情報などは保存されていないという。

また医師会館のLANに接続されているパソコンに対し、JPCERTコーディネーションセンターが提供するチェックツール「EmoCheck」を用いて「Emotet」の感染状況を検査し、問題の端末以外に感染被害がないことを確認した。

今回の問題を受け、同団体は同団体の職員や都道府県医師会事務局、厚生労働省などの関係省庁、関連業者を名乗るなりすましメールに注意するよう呼びかけている。

(Security NEXT - 2020/09/09 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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