日本医師会で「Emotet」感染 - 「なりすましメール」出回る
日本医師会の端末がマルウェア「Emotet」に感染したことがわかった。過去に端末上でメールをやり取りをしたことがある関係者をかたった「なりすましメール」が送信されたという。
同会によれば、9月4日に日本医師会館内にある事務局のパソコン1台がマルウェア「Emotet」に感染していることが判明したもの。メールサーバでマルウェアのチェックを行っていたが検知できず、受信メールに添付されていたWordファイルを開いたため、感染した。
今回のマルウェア感染により、端末のメールソフトに保存されていたメールに関する送受信相手のメールアドレスや名前、本文などが流出。
9月4日12時前後から、同団体職員や都道府県医師会、関連省庁の職員など、過去に事務局とメールでやり取りをした関係者をかたる「なりすましメール」が無関係のサーバより送信されたという。
(Security NEXT - 2020/09/09 )
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