Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

ZyxelのNAS製品にゼロデイ脆弱性 - 悪用コードが闇市場に

Zyxelが提供する複数のNAS製品にリモートより任意のコマンドの実行が可能となるゼロデイ脆弱性が明らかとなった。すでに悪用コードが出回っており、セキュリティ機関が注意を呼びかけている。

同社NAS製品に用意されたウェブ管理画面のログインページ「weblogin.cgi」にOSコマンドインジェクションの脆弱性「CVE-2020-9054」が明らかとなったもの。ファームウェアが「バージョン5.21」および以前のバージョンが影響を受ける。

細工したリクエストを送信することでウェブサーバの権限を取得、さらに同機器内にあるユーティリティを利用することでroot権限による任意のコマンドが実行できるという。

脆弱性は、リモートより容易に悪用することが可能で、共通脆弱性評価システム「CVSSv3」のスコアは「9.8」とレーティングされている。すでに悪用コードも出回っており、Zyxelでは、2月24日にアップデートを公開した。

(Security NEXT - 2020/02/26 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「PAN-OS」脆弱性への攻撃、国内でも被害報告
「ClamAV」にクリティカルパッチ - サービス拒否の脆弱性など修正
「PAN-OS」のアップデートが公開 - 旧版にも順次提供予定
「PAN-OS」脆弱性、攻撃条件を修正 - 一部緩和策が「効果なし」に
「PAN-OS」脆弱性に対する攻撃が増加 - コマンドで悪用試行を確認可能
「PAN-OS」脆弱性の詳細や悪用コードが公開済み - 攻撃拡大のおそれ
WP向けメールマーケティングプラグインにSQLi脆弱性
HashiCorpのGo言語向けライブラリ「go-getter」に脆弱性
Cisco、セキュリティアドバイザリ3件を公開 - 一部でPoCが公開済み
「Chrome 124」が公開 - セキュリティ関連で23件の修正