Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

ゴールデンウィークに向けてセキュリティ体制の再確認を

まもなくゴールデンウィークを迎える。最大9連休と長期にわたるケースもあり、例年同様、セキュリティ機関なども注意喚起を開始した。特に春は異動も多い時期。連絡体制の確認やルールの周知徹底などもあらためて行なっておきたい。

システム管理者やセキュリティ担当者が不在となりがちな長期休暇は、インシデントの認知や対応が後手にまわりがちだ。実際にランサムウェアなど、従業員が少ない週末などを狙い、攻撃を展開するケースが確認されている。

サーバやネットワーク機器などを中心とした脆弱性の対応状況など、あらためて基本的なセキュリティ対策に抜け漏れがないか確認し、利用しない機器は電源を落とすなど、対策を講じておきたい。

春は新入社員や異動なども多い時期。個人情報や機密情報の持ち出しルールをあらためて周知徹底し、インシデント発生時などの緊急連絡体制についてもサプライチェーンを含めて、最新の状態となっているか確認しておく必要がある。

ランサムウェアによる被害も引き続き発生している。データの破壊に備えたオフラインのバックアップはもちろん、サービスの停止、情報流出などが生じた場合もスムーズに対応できるよう対応計画を関係者間で共有しておくと安心だ。

(Security NEXT - 2023/04/24 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

スポーツ教室申込者への案内メール、2度にわたり誤送信 - 桐蔭横浜大
予約管理システム侵害、予約者にフィッシングメール - 京都市内のホテル
CMSに総当たり攻撃、個人情報流出の可能性 - 体育器具メーカー
ECサイトで不具合、会員登録時に別人情報表示 - 下着通販会社
Gitサーバ「Gogs」にゼロデイ脆弱性 - 広範囲の公開サーバに侵害痕跡
「React」脆弱性を狙う攻撃が急増、国内SOCで多数観測 - ラック
「Chrome」にゼロデイ脆弱性、詳細は調整中 - アップデートで修正
ワークフロー実行ツール「n8n」に脆弱性 - アップデートで修正
監視ツール「Barracuda RMM」に深刻な複数脆弱性 - アップデートを
「Apache Struts」にDoS脆弱性 - ディスク領域枯渇のおそれ