Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

1Qのセキュ相談、前四半期比1割増 - 「偽警告」が大きく増加

情報処理推進機構(IPA)は、2023年第1四半期に同機構が設置する窓口へ寄せられた情報セキュリティに関する相談の状況を取りまとめた。相談件数は3期連続で増加している。

同機構によれば、同四半期に対応したセキュリティに関する相談は2630件。前四半期の2397件から約9.7%増加した。3期連続で増加している。

マルウェアに感染していないにもかかわらず、「偽アラート」で不安を煽り、製品やサービスなどの購入を迫る「マルウェア検出の偽警告」に関する相談は1009件。前四半期の761件から約32.6%増加した。435件だった2022年第2四半期以降、増加が続いている。

外部に流出した「ID」や「パスワード」などを用いて第三者が正規の利用者になりすまし、「SNS」や「オンラインショッピングサイト」「クラウドサービス」などへアクセスするいわゆる「不正ログイン」の相談は74件。前四半期の62件を約19.4%上回った。

性的な動画を閲覧している映像を入手したなどとだまして金銭を要求するセクストーションまがいのメールなど、仮想通貨をだまし取る詐欺メールに関する相談は30件で、前四半期の28件から微増した。

(Security NEXT - 2023/04/20 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

子育て事務センターで請求書を紛失、受領するも未処理 - 堺市
熊本県農業サイトへのサイバー攻撃、詳細調査でDB侵害が判明
外部からサイバー攻撃、一部業務で遅延も - システムエグゼ
複数サーバでランサム被害、ECサイト運営などに影響 - はるやまHD
「Citrix Bleed 2」への懸念広がる - 提供元は「悪用未確認」強調
メッセージ保護アプリ「TM SGNL」の複数脆弱性、悪用リストに追加
県立高で奨学金申請希望一覧表を生徒に誤配付 - 新潟県
新規就農者向けの研修案内メールで誤送信 - 諫早市
ランサムウェア被害による個人情報流出を確認 - 日本セラミック
都校務支援システムに不具合 - 102校の健診データを誤登録して喪失