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財務省、実践的サイバー防御演習の見直し求める

「CYDER」は、実践的な対応能力を持つ人材育成を目的に同機構のナショナルサイバートレーニングセンターが実施している体験型のサイバー防御演習。組織のセキュリティ管理者や情報システム担当者、CSIRT要員などを対象としている。

組織のネットワーク環境を模した大規模仮想LAN環境下で、チーム単位で実機を操作。サイバー攻撃によるインシデントの検知、対応、報告、回復までの一連の流れについて実際に体験、学習する。

国や地方公共団体、独立行政法人、重要インフラ事業者などの情報システム担当者を対象に年間100回、3000人規模で実施している。また有料となるが一般組織に対しても演習を提供。

受講者の業務領域やスキルに則した演習環境を自動的に構築できるサイバー演習自動化システム「CYDERANGE」の開発などにも取り組んでおり、金融機関、交通機関、医療機関、教育機関などに最適化したコースを提供している。

また新型コロナウイルス感染症の緊急事態宣言が出された際は、テレワークなどの増加を踏まえ、周知啓発の一環として過去の一部学習教材を一般向けに無料で提供するといった取り組みも行っている。

(Security NEXT - 2020/09/02 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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