NICT、「CYDER」の開催日程を発表 - 初級コースが受付開始
情報通信研究機構(NICT)は、2025年度に実施する実践的サイバー防御演習「CYDER」の年間日程を発表し、一部コースの受講申し込みについて受け付けを開始した。
「CYDER」は、組織におけるインシデント対応の能力育成を目的とした演習プログラム。官公庁や自治体、重要インフラ事業者などを対象に提供している。会場で実施する「集合演習」、独習型の「オンライン演習」など、受講者の経験や目的に応じた複数のコースを用意している。
集合演習では、仮想ネットワーク環境を用いてマルウェア感染や情報漏洩のインシデント対応を模擬体験することが可能。
また個人向けのオンライン演習「プレCYDER」では、動画視聴を通じて基礎知識を学ぶことができる。1期、2期はケーススタディ、3期では複数の事例を扱うドリル形式を予定。CSIRT部門における基礎研修や、集合演習に向けた準備演習として活用できる。
集合演習Aコースは全国47都道府県で合計72回の実施を予定。Bコースは23回、Cコースは5回を予定している。実施日程を公表するとともに、7月から9月に実施する初級者向け「集合演習Aコース」の受講申し込みについて受け付けを開始した。
詳細な開催日程や申込方法は、「CYDER」の公式サイトから。
(Security NEXT - 2025/05/14 )
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