「情報セキュリティ文化賞」受賞者6名を発表 - 情報セ大
情報セキュリティ大学院大学は、「第18回 情報セキュリティ文化賞」の受賞者を発表した。大阪大学教授の猪俣敦夫氏をはじめ6名が受賞した。
同賞は、セキュリティ分野において経営的な視点から先導的役割を果たした個人や、学術研究、啓発普及、人材育成で貢献した有識者を表彰するもので2005年に同大が制定したもの。今回で18回目を迎え、自薦、他薦による公募や審査員による推薦に基づき、2月2日に受賞者6人を決定した。
同賞を受賞した大阪大学教授の猪俣敦夫氏は、セキュリティ分野の教育や研究に従事。情報通信研究機構(NICT)のCYDER実行委員会推進委員をはじめ、人材不足解消のために尽力したほか、公衆無線LAN認証管理機構の代表理事なども歴任している。
さらにセキュリティに関する教育や研究分野に長年携わり、ITU-Tサイバーセキュリティ作業部会主査なども務める奈良先端科学技術大学院大学教授の門林雄基氏や、産学連携による高度情報セキュリティ人材育成プログラムで中心的な役割を果たした慶應義塾大学大学院教授の砂原秀樹氏が受賞している。
また主要経済団体を横断するサプライチェーン・サイバーセキュリティ・コンソーシアムの運営委員会議長などを務めた経済団体連合会サイバーセキュリティ委員会の梶浦敏範氏、「IoT機器保険付認証制度」の創設をはじめ、IoT機器のセキュリティ向上に取り組んできた重要生活機器連携セキュリティ協議会代表理事の荻野司氏が受賞。
NTT東日本と情報処理推進機構(IPA)が共同開発した「シン・テレワークシステム」のコア技術ともなった「SoftEtherVPN」を筑波大学在学中に開発するなど、セキュリティ分野における独創性豊かな技術を生み出したとして、NTT東日本ビジネス開発本部特殊局員の登大遊氏が選出されている。
(Security NEXT - 2022/02/15 )
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