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2020年2Qインシデント、前四半期比1.3倍 - フィッシングなど増加

2020年第2四半期のインシデント件数は前四半期の1.3倍となる7123件だった。フィッシング攻撃やサイト改ざん、DoS攻撃などが増加している。

JPCERTコーディネーションセンターが、同四半期のインシデント状況を取りまとめたもの。ウェブフォームやメール、ファックスなどを通じて同センターに寄せられた報告は1万416件。前四半期の6361件から60%増と大幅に増加した。特に6月が4055件と目立って多い。

報告より重複を除いたインシデント件数は7123件。前四半期の5509件から1614件の増加となる。月別に見ると、4月が2221件、5月が2277件、6月が2625件と各月いずれも2000件を超えた。後半にかけて増加しており、今後の動向が注目される。

サイトの管理者などに対応を依頼した「調整件数」は4201件。前四半期から2%の増加となった。

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インシデント報告や件数の推移(表:JPCERT/CC)

(Security NEXT - 2020/07/14 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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