Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

フィッシングURL件数、5月も4000件台と高水準 - 報告件数は1.4万件超に

大量に取得した独自ドメインや、無料で利用できるダイナミックDNSサービスを悪用し、誘導先のURLを短時間に変更する手口なども引き続き確認された。

短縮URLや、メール配信サービスなどで用いられるトラッキング用のURLを経由してフィッシングサイトへ誘導するケースが増えている。セキュリティ製品のフィルタリングでは、正規サービスのURLと区別がつかず、アクセスを遮断できない可能性もあるとして警鐘を鳴らしている。

同協議会では、ログインを促すメールやSMSを受信した際は、メール内のリンクなどはクリックせず、正規のアプリやブックマークした正規のURLからログインして情報を確認するよう注意を呼びかけた。はじめて利用するサイトは、実在する事業者の正規サイトか、詐欺事例がないかを確認するよう求めている。

(Security NEXT - 2020/06/04 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

国内インシデント、前四半期比9.4%増 - サイト改ざんが1.8倍
サポート詐欺の相談が1000件超 - SNS乗っ取り相談も増加
3月はフィッシング報告が約25万件で過去最多 - URLは前月比2.3倍に
先週注目された記事(2025年3月16日〜2025年3月22日)
フィッシングURLが約48%減 - 約1年ぶりの2万件台
IPA、「情報セキュリティ10大脅威 2025 組織編」の解説書を公開
フィッシング報告とURL件数が大幅減 - 旧正月前後は縮小傾向
2024年4Qのセキュ相談 - 「不正ログイン」が45%増
「セキュリティ10大脅威2025」 - 「地政学的リスク」が初選出
2024年4Qのインシデントは約8%増 - 「FortiManager」脆弱性の侵害事例も