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主要DNSサーバに脆弱性 - 増幅攻撃「NXNSAttack」の踏み台となるおそれ

研究者より「NXNSAttack」の報告を受けた各DNSの開発者は、脆弱性へ対応するため、パッチやアドバイザリをリリースした。

Internet Systems Consortium(ISC)では、「BIND」において脆弱性「CVE-2020-8616」として対応。「BIND 9.16.3」「同9.14.12」「同9.11.19」にて修正を実施した。

NLnet Labsの「Unbound」では「CVE-2020-12662」として対策を講じ、「同1.10.1」をリリース。Knot Resolverでは「CVE-2020-12667」として対処した「同5.1.1」を提供している。

またPowerDNSからは、「CVE-2020-10995」として脆弱性を解消した「同4.3.1」「同4.2.2」「同4.1.16」がリリースされている。

またマイクロソフトでは「Windows Server」のDNSサーバも影響を受けるとしてアドバイザリをリリース。緩和策としてDNSリクエストの応答を制御する「Response Rate Limiting(RRL)」機能の利用を呼びかけている。

(Security NEXT - 2020/05/20 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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