MSが3月の月例パッチを公開 - ゼロデイ脆弱性6件を修正
マイクロソフトは、2025年3月の月例セキュリティ更新プログラムを公開し、あわせて56件の脆弱性に対応した。このうち6件については、すでに悪用が確認されている。
今回のアップデートでは、「Windows」や「Office」をはじめ、「Hyper-V」「Azure」「ASP.NET」「DNS Server」「.NET」「Visual Studio Code」などに明らかとなった脆弱性に対処した。
CVEベースで56件の脆弱性を修正している。最大重要度を見ると、4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性が6件。次に高い「重要(Important)」とされる脆弱性が50件だった。
脆弱性によって影響は異なるが、リモートよりコードを実行されるおそれがある脆弱性23件や権限昇格の脆弱性22件に対処。さらに情報漏洩の脆弱性4件、なりすましおよびセキュリティ機能のバイパスがそれぞれ3件、サービス拒否の脆弱性1件を解消している。
共通脆弱性評価システム「CVSSv3」におけるベーススコアを見ると、44件が「7.0」以上と評価されている。「9.0」以上とされる脆弱性はなかった。56件の脆弱性にくわえて、「Synaptics」の「Audio Effectsコンポーネント」に判明した脆弱性「CVE-2024-9157」についてもあわせて対処している。
(Security NEXT - 2025/03/12 )
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