ブラウザ「Firefox 141」が公開 - 脆弱性18件を解消
Mozilla Foundationは現地時間2025年7月22日、ウェブブラウザ「Firefox」の最新版「Firefox 141」をリリースした。複数の脆弱性を解消している。
今回のアップデートでは、あわせてCVEベースで18件の脆弱性に対応した。重要度が4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性はなく、重要度が次に高い「高(High)」とされる脆弱性が6件含まれる。
具体的には、JITエンジン「IonMonkey」において64ビット値の下位32ビットのみがスタックに書き込まれる「CVE-2025-8027」や、メモリアドレスを誤って計算する「CVE-2025-8028」などに対応。
さらにメモリ処理に関連する脆弱性4件「CVE-2025-8034」「CVE-2025-8035」「CVE-2025-8040」「CVE-2025-8044」を修正している。
このほか、「中(Moderate)」とされる9件に対応。「Secure属性」のCookieが上書きされる「CVE-2025-8037」や、DNSリバインディングによりCORS制約が迂回される「CVE-2025-8036」を解消した。
(Security NEXT - 2025/07/25 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
悪用確認された「WinRAR」「Windows」の脆弱性に注意喚起 - 米当局
エンドポイント管理製品「Ivanti EPM」に複数脆弱性 - 「クリティカル」も
「Adobe Acrobat/Reader」に複数脆弱性 - アップデートを公開
「Adobe ColdFusion」に緊急性高い脆弱性 - 早急に対応を
「Firefox 146」がリリース - 権限昇格やUAFなど脆弱性13件を解消
複数Fortinet製品に認証回避の深刻な脆弱性 - 影響確認と対策を
MS、2025年最後の月例パッチ - ゼロデイ含む脆弱性56件に対処
「Array AG」狙う攻撃、関連する複数IPアドレスを公開 - IPA
Ruby向けSAML認証ライブラリに深刻な脆弱性 - 最新版へ更新を
「Array AG」にCVE未採番の脆弱性 - 8月に国内で悪用被害

