Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Infoblox NIOS」に複数の脆弱性 - 米CISAは「クリティカル」と評価

「DNS」や「DHCP」「IPAM」などの機能を提供するInfoblox製アプライアンスが搭載するOS「Infoblox NIOS」に複数の脆弱性が明らかになった。注意が呼びかけられている。

Infobloxでは、現地時間2025年2月25日にセキュリティアドバイザリを公開。重要なファイルを変更できる認証不備の脆弱性「CVE-2024-37566」や、システムファイルに対するアクセス制御不備の脆弱性「CVE-2024-37567」について明らかにした。

さらに、入力検証不備による権限昇格の脆弱性「CVE-2024-36047」、必要以上の権限がシェルに与えられている「CVE-2024-36046」なども判明している。

同社は共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」において、「CVE-2024-37566」のベーススコアを「8.7」、「CVE-2024-37567」を「7.7」とし、重要度ともに「高(High)」と評価した。

さらに「CVE-2024-36047」についてはCVSS基本値を「6.6」、「CVE-2024-36046」を「5.5」とし、重要度を1段階低い「中(Moderate)」としている。

(Security NEXT - 2025/03/04 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

ZohoのExchange監視ツールに深刻な脆弱性 - アップデートを
「Erlang/OTP」「RoundCube」の既知脆弱性が標的に - 米当局が注意喚起
QNAP、アドバイザリ9件を公開 - 複数脆弱性を修正
アプリ生成「Lovable」に脆弱性 - 生成プロジェクトに影響
掲示板ツール「vBulletin」に深刻な脆弱性 - 実証コードや悪用も
バックアップストレージ用ソフト「HPE StoreOnce」に複数脆弱性
「Roundcube」脆弱性、詳細やPoCが公開予定 - 早急に対応を
Auth0の複数SDKに脆弱性 - 細工Cookieでコード実行のおそれ
米CISA、「Chromium」脆弱性の悪用に注意喚起 - 派生ブラウザも警戒を
「MS Edge」にアップデート - ゼロデイ脆弱性を解消