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フィッシングURLは過去最多 - 報告やブランド悪用も増加

フィッシング対策協議会が2月に把握したフィッシングサイトのURL件数が過去最多を更新した。報告件数も前月から増加している。

同月に同協議会へ寄せられたフィッシングの報告件数は7630件。前月の6653件から977件増加し、過去4番目に多い件数となった。

2019年2月以降は2000件を下回る月はなく、特に8月以降は5000件以上と高い水準で推移している。

フィッシング攻撃に用いられたユニークなURLは3046件。これまでもっとも多かった2019年2497件を大きく上回り、過去最多となった。

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フィッシング攻撃の報告やURL件数の推移(フィ対協の発表をもとに独自に作成)

(Security NEXT - 2020/03/03 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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