フィッシング報告、5000件超で過去最多 - URL件数も高水準
フィッシングの手口としては、これまでの傾向と同様、「Amazon」「Apple」「LINE」などの大手ブランドや、金融機関をかたるケースが多数報告された。
不在通知を装ったSMSを送り、Apple IDを詐取するフィッシングサイトへ誘導したり、不正アプリのダウンロードサイトへ誘導する「スミッシング」の報告も続いている。
フィ対協によると、件名や文面を使い回したフィッシングメールが大量に流通する一方、件名や文面、URLなどを少しずつ変化させ、小規模に送信する手口も増えているという。それぞれの流通量が少なく、インターネット上で検索しても類似例が見つからない可能性もあり、注意が必要だと指摘している。
また正規のメールに悪意あるリンクを追加する手口や、受信者の氏名や住所などをメールに記載した迷惑メールも確認されている。
フィ対協では、メール内に記載されたリンクからはアクセスを避け、正規のアプリやブックマークしたURLから各種サービスへアクセスするよう注意を呼びかけている。
(Security NEXT - 2019/09/04 )
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