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2018年の個人情報漏洩は443件、想定損害賠償総額は2684億円 - JNSA調査速報

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漏洩原因の内訳(グラフ:JNSA)

漏洩原因を見ると、「紛失、置き忘れ」が116件で最多。「誤操作」が109件、

「不正アクセス」が90件、「管理ミス」が54件、「盗難」が17件と続く。

媒体別では、「紙媒体」が132件でもっとも多く、「インターネット」が118件、「メール」が95件、「USBなど可搬記録媒体」が56件だった。

漏洩した件数が多い上位10インシデントに絞ると、業種は「情報通信業」が6件と多い。また原因は8件が「不正アクセス」だった。2013年以降、「不正アクセス」による被害が目立っている。

今回の統計で被害件数がもっとも多かったのは、システムズ・デザインで発生した管理ミスのインシデント。国税局の受託業務でマイナンバーを含む個人情報171万2580件のデータ入力を不適切に再委託していた。

(Security NEXT - 2019/06/11 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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