2018年のフィッシング報告は約2万件 - 前年比約2倍に
2018年にフィッシング対策協議会へ寄せられたフィッシングの報告は1万9960件で、前年の約2倍に増加した。
同協議会が、2018年におけるフィッシングの被害状況などを取りまとめたもの。1年を通じて寄せられた報告は1万9960件で、前年の約2倍に増加した。
特に3月から急増し、上半期で1万件を超えるなど高い水準で推移。調査開始以降、半期で1万件を超えたのは、同上半期と1万8000件に達した2014年上半期の2回のみ。
誘導先のURL件数は、上半期は比較的減少傾向にあったが、下半期は一転して増加。下半期だけで6000件超となり、調査開始以来最多だった。悪用されたブランドは、年間を通じて毎月25件から40件の間で推移している。

2018年の推移(グラフ:フィ対協の発表をもとに作成)
(Security NEXT - 2019/05/30 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
先週注目された記事(2025年4月20日〜2025年4月26日)
国内インシデント、前四半期比9.4%増 - サイト改ざんが1.8倍
サポート詐欺の相談が1000件超 - SNS乗っ取り相談も増加
3月はフィッシング報告が約25万件で過去最多 - URLは前月比2.3倍に
先週注目された記事(2025年3月16日〜2025年3月22日)
フィッシングURLが約48%減 - 約1年ぶりの2万件台
IPA、「情報セキュリティ10大脅威 2025 組織編」の解説書を公開
フィッシング報告とURL件数が大幅減 - 旧正月前後は縮小傾向
2024年4Qのセキュ相談 - 「不正ログイン」が45%増
「セキュリティ10大脅威2025」 - 「地政学的リスク」が初選出