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セキュリティ産業を創出する人材の育成を目指した「SecHack365」 - 個性を伸ばす「しくみ」

そこで「SecHack365」が採用しているのが、参加者それぞれの技術力や発想力を成長させるための「コース制」だ。2018年度より「開発駆動コース」「表現駆動コース」「思索駆動コース」を設置し、トレーナーがコースにあわせて指導を行う。

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各コースのトレーナーによるパネルディスカッションの様子。コースにより形は違えど、目標はいかに参加者のポテンシャルを引き出すか。トレーナーも真剣勝負だ

「開発駆動コース」は、その名のとおり開発を中心としたコース。すでにプログラムの技術をある程度身につけた参加者向けで、失敗をおそれず次々と作品を制作することで、優秀な作品を生み出そうというものだ。

一方「表現駆動コース」では、実現したいアイデアをひとつひとつ着実にかたちにするために開発を進め、技術を磨きながら目標に近づいていく。

「思索駆動コース」は、問題を掘り起こしに注力し、いかに解決するか目指す。参加者の対話などを通じてアイデアをより深化させ、じっくりとコンセプトを練り上げてから開発に取り組む。

3月初旬に開催された成果発表会では、1年の集大成となる作品がお披露目されたが、各コースの色合いが現れた粒ぞろいの作品が出そろった。

(Security NEXT - 2019/04/12 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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