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企業と学生の「ギャップ」、セキュ人材育成の課題 - JNSAが報告書

日本ネットワークセキュリティ協会(JNSA)傘下の情報セキュリティ教育事業者連絡会(ISEPA)は2025年5月28日、報告書「セキュリティ人材の確保と育成」を公開した。

同報告書は、採用する側の企業と採用される側の学生のあいだにある認識のギャップやミスマッチなどについて調査したもの。育成の方針や接点のあり方について考察をまとめた。

具体的には、2024年度に実施した企業の人事や採用担当者へのインタビューをもとに、企業側の人材育成や採用方針、学生に対する期待などを分析。さらに先行して2022年、2023年に実施した学生へのアンケート調査の結果を踏まえ、双方の視点から課題を整理している。

学生側はキャリアに対して「安定志向」と「スキルアップ志向」に二極化しつつあり、社会貢献への関心も高まっていると指摘した。企業側もキャリア形成の柔軟性を求める声があり、退職後もつながり続け、「カムバック制度」を用意するといった人材戦略も取り上げている。

あわせて教育機関に対する期待や、今後の人材戦略の方向性を提言。同報告書は、JNSAのウェブサイトよりダウンロードすることができる。

(Security NEXT - 2025/05/29 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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