国際作戦「チャクラV」でサポート詐欺を摘発 - 悪質ドメイン6.6万件閉鎖
インド中央捜査局(CBI)は5月28日、「チャクラV作戦」を展開し、日本人を狙ったサポート詐欺に関与したとされる主要メンバーを逮捕した。日本からの支援などをもとに実現したという。
パソコン上でマルウェアに感染したなどといった偽の警告画面を表示。マイクロソフトなどの実在する企業のコールセンターに見せかけて電話をかけさせ、金銭をだまし取る「サポート詐欺」の関係先について一斉摘発を実施したもの。
今回の作戦は「チャクラV作戦」と命名され、日本の警察庁やサイバー犯罪対策センター(JC3)、マイクロソフトなども緊密に連携。容疑者の特定や組織体制を分析し、最終的にインド国内での摘発につながったという。
家宅捜索は、デリー、ハリヤナ、ウッタルプラデーシュなど19カ所において実施。パソコン、ストレージ、通話記録などを押収するとともに、主要メンバー6人を逮捕した。また違法コールセンター2カ所が摘発、閉鎖されている。
今回の連携では、JC3から提供された情報をマイクロソフトが分析したことで、詐欺組織の実態も浮き彫りになった。
(Security NEXT - 2025/06/06 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
「学校給食センター見学試食会」の案内メールで誤送信 - 東大和市
「Cisco Meraki 」にDoS脆弱性 - SSL VPN処理で強制再起動
「IBM QRadar SIEM」に複数脆弱性 - 修正パッチをリリース
複数機器がランサム被害、調査を継続 - エースコンサルタント
「WordPress 4.6」以前へのセキュリティ更新を7月に停止
ゲームサーバ管理ツール「Pterodactyl Panel」に脆弱性 - 悪用の動きも
構成管理ツール「Salt」に複数脆弱性 - 「クリティカル」も
「GeoTools」にXXE脆弱性 - 「GeoServer」なども影響
ランサムウェア被害による情報流出が判明 - 日揮ユニバーサル
イベント申込フォームで設定ミス、個人情報が閲覧可能に - 鎌倉市