セキュリティ産業を創出する人材の育成を目指した「SecHack365」 - 個性を伸ばす「しくみ」
それでは、具体的に「SecHack365」ではどのように人材育成を行っているのか。
参加者は、参加者間で交流しつつ、それぞれでテーマを絞り込み、開発に打ち込むことになる。どこからでもインターネット経由でアクセスできる充実した開発環境が用意されている。NICTが持つデータを利用できるのも魅力だ。
さらにセキュリティ事業者やインフラ企業などを訪問。実際にあらたなビジネスにチャレンジする企業で「起業マインド」に触れるというわけだ。
「SecHack365」では、トレーニーに1年間にわたる開発の「成果」が求められる。あたえられた時間をどのように配分し、最終的な作品を作り上げるか。
「開発」というと、「プログラミング」のイメージが強いかもしれない。たしかに、プログラミングはきわめて重要だが、産業創出の面ではひとつの要素に過ぎない。社会における需要を見つめ、技術をいかに結びつけて形にするかといった視点も重要となる。
(Security NEXT - 2019/04/12 )
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