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「Apache Struts 2」に深刻な脆弱性 - 悪用容易で攻撃ツールなど出回るおそれも

同脆弱性は、Semmle Securityの研究者が4月に報告したもの。調整を経て「Apache Struts 2」の開発チームは、脆弱性を修正した「同2.5.17」「同2.3.35」をリリースした。

Semmle Securityによれば、同フレームワークを利用するすべてのアプリケーションが潜在的に脆弱であり、アプリケーションが脆弱であるか、攻撃者は容易に評価することが可能だという。

また類似した脆弱性が過去に公表された際、1日も足らずで悪用コードが出回り、影響が拡大したことに触れ、今後アプリケーションが脆弱であるか確認するためのスキャンツールなどが出回るおそれもあるとして、注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2018/08/23 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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