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Arubaのアクセス制御製品に複数脆弱性 - アップデートで修正

Hewlett Packard Enterprise傘下のHPE Aruba Networking(旧Aruba Networks)が提供するアクセス制御ソリューション「ClearPass Policy Manager」に複数の脆弱性が明らかになった。

同社は現地時間2月27日にセキュリティアドバイザリを公開。アップデートを通じて脆弱性10件に対応したことを明らかにした。

なかでも「CVE-2023-50164」については、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアを「9.8」、重要度を4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングしている。

同脆弱性は、同製品に実装されている「Apache Struts」に判明したパストラバーサルの脆弱性。「ClearPass Policy Manager」に与える影響は明らかとなっていないが、今回のアップデートで「Apache Struts」のバージョンを更新し、対応したという。

またウェブ管理インターフェースにリモートコマンドインジェクションの脆弱性5件が判明した。悪用には権限が必要としており、CVSS基本値は「7.2」、重要度は1段階低い「高(High)」としている。

(Security NEXT - 2024/03/04 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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