Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Apache Struts」にDoS脆弱性 - ディスク領域枯渇のおそれ

「Apache Struts」において、リモートより認証なしにサービス拒否を引き起こす事が可能となる脆弱性が明らかとなった。

ファイルアップロード処理において、一時ファイルが削除されないことに起因し、ディスク容量を圧迫する脆弱性「CVE-2025-64775」が確認された。現地時間2025年12月1日にメーリングリストに投稿され、明らかとなった。

マルチパートリクエスト処理における脆弱性としており、開発チームでは、重要度を4段階中、上から2番目にあたる「重要(Important)」とレーティングしている。

米サイバーセキュリティインフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)は、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアを「7.5」、重要度を「高(High)」とレーティングしている。

開発チームでは、「同7.1.1」「同6.8.0」にて脆弱性を解消した。同脆弱性に関しては「同2.5」「同2.3」の両ブランチについても影響を受けるが、すでにサポートを終了しており、アップデートの提供はないため注意が必要。

(Security NEXT - 2025/12/02 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

組織向けコラボツール「Mattermost」に脆弱性 - 「クリティカル」も
SWITCHBOT製テレビドアホンに脆弱性 - 親子機の更新を
「Fluent Bit」に認証回避やRCEなど脆弱性 - アップデートで修正
脅威情報共有基盤「MISP」がアップデート - 2件の脆弱性を修正
AI環境向けに分散処理フレームワーク「Ray」にRCE脆弱性
認証管理製品「Devolutions Server」に複数脆弱性 - アップデートを提供
米当局、工場設備向け「ScadaBR」のXSS脆弱性悪用を警告
「Grafana」にクリティカル脆弱性 - なりすましや権限昇格のおそれ
ファイル転送サーバ「SolarWinds Serv-U」に脆弱性 - 「クリティカル」も複数
米当局、「Chromium」ゼロデイ脆弱性に注意喚起 - 派生ブラウザも警戒を