「Apache Struts 2」に深刻な脆弱性 - 悪用容易で攻撃ツールなど出回るおそれも
ウェブアプリケーションフレームワークの「Apache Struts 2」に深刻な脆弱性が含まれていることがわかった。過去に類似した脆弱性が公表された際、わずか1日で悪用コードが流通したとして、注意が呼びかけられている。
ユーザーによる入力値の検証が不十分で、「XML」の名前空間や「URLタグ」の処理などにおいて、リモートよりコードを実行されるおそれがある脆弱性「CVE-2018-11776」が明らかとなったもの。
細工した「HTTPリクエスト」によって脆弱性を悪用することが可能とされており、システムの制御を奪われるおそれがあるという。
「同2.3.x」および「同2.5.x」のほか、旧バージョンも影響を受ける。脆弱性の重要度は「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。

今回明らかとなった「CVE-2018-11776」の概要
(Security NEXT - 2018/08/23 )
ツイート
PR
関連記事
「Apache Struts」にサービス拒否の脆弱性 - 修正版が公開
「Apache Struts」にサービス拒否の脆弱性 - アップデートが公開
「Apache Struts 2」に脆弱性 - 悪用観測ある既知脆弱性の対処不十分で
「Apache Struts 2」RCE脆弱性に悪用報告 - 早急に対処を
「Apache Struts 2」にRCE脆弱性が判明 - アップデートがリリース
8月公表の「Apache Struts 2」脆弱性、NVD評価は「クリティカル」
「Apache Struts 2」にRCEなど2件の脆弱性 - 最新版へ更新を
対「Struts 2」の脆弱性攻撃が発生、目的はマイニング - さらなる悪用増加に要警戒
脆弱ライブラリ同梱した「Apache Struts」、「Webex」などCisco製品にも影響
「Apache Struts」のアップロード機能に深刻な脆弱性 - リモートよりコード実行のおそれ