Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Apache Struts 2」RCE脆弱性に悪用報告 - 早急に対処を

「Apache Struts 2」にリモートよりコードを実行されるおそれがある脆弱性「CVE-2020-17530」が判明した問題で、同脆弱性に対する攻撃活動が報告されている。

問題の脆弱性は、8月に判明した「CVE-2019-0230」と類似した脆弱性。ユーザーが入力したタグ属性に対してOGNLによる評価を強制した場合、二重評価によって評価が書き換えられ、コードを実行されるおそれがある。

調整を経て、12月6日に公開された「同2.5.26」で修正された。脆弱性を報告した研究者のひとりが、12月11日に詳細を公開している。

JPCERTコーディネーションセンターは、同脆弱性について悪用した攻撃活動を観測したとする情報を得ていると説明。早急にバージョンアップを実施するよう呼びかけている。

(Security NEXT - 2020/12/21 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「ConnectWise ScreenConnect」に脆弱性 - 修正版が公開
NETSCOUT「nGeniusONE」に複数の脆弱性 - アップデートで修正
Python向けHTTPライブラリに脆弱性 - リクエストスマグリング攻撃のおそれ
ゼロデイ攻撃は8カ月以上前 - 「Active! mail」脆弱性の影響拡大に懸念
「Erlang/OTP」脆弱性、一部Cisco製品で影響が判明
「ActiveMQ NMS OpenWire Client」にRCE脆弱性 - 修正版が公開
「GitHub Enterprise Server」に複数脆弱性 - アップデートで修正
NVIDIA製GPUドライバに複数の脆弱性 - 権限昇格やDoSのおそれ
トレンドの法人向け複数製品に脆弱性 - アップデートで修正
「Erlang/OTP」に深刻なRCE脆弱性 - 概念実証コードも公開済み