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SMSで訴訟ちらつかせる偽アマゾン - プリカ番号やコンビニ払いを要求

ひとたび支払いに応じると、「ほかにも複数のサイトで未払いがあった」とさらに金銭を要求。くわえて「海外の有料サイトに未払いがあり、国際裁判ですでに判決が出ているので銀行口座が差し押さえられる。事前に預金を全額引き出して隠す必要があるので、こちらで預かる」などと説明して現金を送らせるケースもあった。実際に要求に応じてしまったケースもあるという。

正規のAmazonが提供する動画サービスは、クレジット決済による前払い。更新時など一時的にクジレット決裁ができず、未納料金が発生した場合に通知やメールが送信されることはあるが、SMSで未納料金を請求することはなく、プリペイドカードの番号を連絡させて支払わせることもないとしている。

これまでも「DMM.com」や「ヤフー」を装う同様の詐欺が確認されており、同庁では注意喚起を行っていた。

訴訟を起こすとおどしたり、プリペイドカードの番号を連絡させるケースは詐欺の典型的な手口であると指摘。身に覚えのない請求があった場合は、各地の消費生活センターや警察へ相談するよう呼びかけている。

(Security NEXT - 2018/07/03 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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