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1週間に2400件超のサイト改ざん - 詐欺サイト誘導の踏み台に

Proofpointの調査では、問題のコードが挿入されたサイトは過去4カ月間に5000件以上にのぼり、5月中旬にはわずか1週間で2400以上のサイトが侵害されていた。また攻撃者が悪用した短縮URLは7300を超えるという。

同社が確認した被害サイトでは、「WordPress」「Joomla」など、異なるコンテンツマネジメントシステム(CMS)を利用していた。

埋め込まれたコードでは、誘導先となるサイトや、誘導を避ける「User Agent」などブラックリストをコマンド&コントロール(C&C)サーバから制御していると見られる。

また誘導先については、Base64によりエンコーディングし、難読化することで検索エンジンを回避。セキュリティ研究者による追跡やセキュリティ対策ソフトの検知を逃れようとしていた。

(Security NEXT - 2018/05/30 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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