開発用サーバに不正アクセス、フィッシング攻撃の踏み台に - 国立環境研究所
国立環境研究所は、一部サーバがフィッシングメールを送信するための踏み台として悪用されたことを明らかにした。
同研究所によれば、ウェブコンテンツ開発用に契約していたクラウドサーバで稼働していたメールサービスが侵害されたもの。
8月21日16時ごろから同月23日17時半ごろにかけて、海外のメールアドレスを中心に約2万5000件のメールが送信されたという。
送信されたメールは、オランダ語と見られる言語で記載されており、ベルギーで利用されているカードサービスの利用者を標的としたフィッシングメールだった。
メールアカウントに推測しやすいパスワードを設定していたことから、不正アクセスされたと分析。同サーバで機微な情報の取り扱いはなく、情報流出については否定した。
同研究所では、問題の発覚を受けて、サーバに対するアクセスを遮断。技術的なセキュリティ対策や、セキュリティ教育を徹底し、再発の防止を図るとしている。
(Security NEXT - 2024/10/07 )
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