Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

開発用サーバに不正アクセス、フィッシング攻撃の踏み台に - 国立環境研究所

国立環境研究所は、一部サーバがフィッシングメールを送信するための踏み台として悪用されたことを明らかにした。

同研究所によれば、ウェブコンテンツ開発用に契約していたクラウドサーバで稼働していたメールサービスが侵害されたもの。

8月21日16時ごろから同月23日17時半ごろにかけて、海外のメールアドレスを中心に約2万5000件のメールが送信されたという。

送信されたメールは、オランダ語と見られる言語で記載されており、ベルギーで利用されているカードサービスの利用者を標的としたフィッシングメールだった。

メールアカウントに推測しやすいパスワードを設定していたことから、不正アクセスされたと分析。同サーバで機微な情報の取り扱いはなく、情報流出については否定した。

同研究所では、問題の発覚を受けて、サーバに対するアクセスを遮断。技術的なセキュリティ対策や、セキュリティ教育を徹底し、再発の防止を図るとしている。

(Security NEXT - 2024/10/07 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「FortiWeb」に深刻な脆弱性 - すでに攻撃も
アスクル子会社の受託物流サービス、取引先情報流出の可能性
「ぶちエコサポーター」研修会の参加者宛メールで誤送信 - 山口県
誤って資料を持ち帰り紛失、住民が商業施設で拾得 - 新潟県
従業員個人PCがマルウェア感染、業務用認証情報が流出 - QUICK
番組編集ネットワークにランサム攻撃 - ケーブルテレビ可児
NECのHAクラスタソフト「CLUSTERPRO X」に深刻な脆弱性
Apple、脆弱性を修正した「iOS 18.7.2」「iPadOS 18.7.2」を公開
「Django」にSQLiやDoS脆弱性 - 修正版をリリース
「Dell Data Lakehouse」が脆弱性145件を修正 - 深刻な脆弱性も