Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

セミナー事務局のメルアカからスパム送信、原因を調査 - 広島県

広島県は、同県が主催するセミナーの事務局において、メールアカウントが不正アクセスを受けたことを明らかにした。フィッシングメールなど意図しないメールを送信するための踏み台に悪用されたという。

同県によれば、同県委託先のセミナー事務局で使用するメールアカウントが不正アクセスを受け、6月13日6時4分から7時7分までの約1時間に大量の迷惑メールを送信されたもの。

送信件数や送信されたメールなど詳細は不明。エラーのため戻ったメールを確認したところ、「PayPal」のブランドを悪用した英文によるフィッシングメールだった。

同日7時17分にサーバで異常を検知。メールアカウントのパスワードを強制的に変更。9時に委託先が不正アクセスを確認し、メールアカウントのパスワードを再設定している。

6月25日の段階で、アカウントを侵害された原因の特定には至っていない。関係者におけるフィッシングの被害やマルウェア感染なども確認されていないとしている。

(Security NEXT - 2024/06/25 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

県営住宅家賃滞納者情報含む一部督促状を誤送付 - 神奈川県
廃棄カルテが一般ゴミに紛れる、搬送中に飛散 - 薩摩川内市
職業性曝露事故の関係者情報含むUSBメモリが所在不明 - 秋田大病院
メルアカ乗っ取り被害、スパム送信の踏み台に - MaOI機構
RSSフィードが改ざん、外部サイトのリンク混入 - リョーサン菱洋HD
ZohoのExchange監視ツールに深刻な脆弱性 - アップデートを
「Erlang/OTP」「RoundCube」の既知脆弱性が標的に - 米当局が注意喚起
情報セキュリティ教室の参加者一覧が閲覧可能に - NII
採用職員の健診関連情報含む名簿を誤送信 - 奈良県
クレカ不正利用、前四半期比2割増 - 200億円迫る勢い