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企業間のパーソナルデータ共有、肯定派と否定派が拮抗 - 漏洩へ強い懸念

複数の企業間でパーソナルデータを共有することで実現する消費者向けサービスについて、約半数が利用に否定的なことがわかった。理由について、7割が情報漏洩の懸念を挙げている。

NTTデータ経営研究所が、「NTTコムリサーチ」の登録モニターを対象にインターネットアンケートを実施し、結果を取りまとめたもの。10代から60代の男女1150人が回答している。

サービスを利用する際の開始手続きで、ウェブサイトを利用している割合は71%。「企業が設けている窓口(12.9%)」「郵送(9.9%)」「電話(6.3%)」を大きく上回った。サービスの新規契約手続きについて、67.6%が「不便」「どちらかといえば不便」と感じている。

73.4%は、ウェブサービスを利用する際のIDとパスワードの管理を、「不便」「どちらかといえば不便」と感じており、71.7%がIDやパスワードを「よく忘れる」あるいは「たまに忘れる」と回答。7割以上が実際に忘れた経験を持っていた。

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パスワードを忘れた経験(グラフ:NTTデータ経営研究所)

(Security NEXT - 2018/04/23 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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