Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Androidアプリ開発者向けセキュリティガイドに改訂版 - JSSEC

日本スマートフォンセキュリティ協会(JSSEC)は、「Android アプリのセキュア設計・セキュアコーディングガイド」の改訂版を公開した。

同資料は、Androidアプリの開発において、脆弱性を作り込まないセキュアコーディングのノウハウなどについて収録した無料のガイドブック。

アプリケーションの開発現場向けに構成しており、HTML形式のほか、PDFファイルやzipファイルでも提供しており、今回から「Kotlin」で記載したサンプルコードを収録している。

第16版となる最新の「2025年1月29日版」では、おもに「Android 15」で実装されたセキュリティやプライバシー関連の新機能に関する記載を拡充。変更点における修正例や実装方法を中心に解説している。

「2024年2月29日版」より、あらたに記載を追加したり、拡充、見直しなどを図った項目は以下のとおり。

・Intent Filter機能の拡張
・Intentのセキュリティ強化
・パッケージの停止状態の変更
・コンテンツURIの権限管理
・フォアグラウンドサービスの変更
・Android 10以降のストレージアクセス
・選択した写真へのアクセスについて、直近のユーザーの選択をクエリする
・プライベートスペース
・認証情報マネージャーを自動入力と統合する
・画面録画の検出
・部分的画面共有
・DNDモードのグローバル状態管理の変更点
・バックアップデータの漏洩対策
・ハードコードされた暗号シークレット
・安全なバックグラウンドアクティビティの起動
・インストール可能な最小対象API Level

(Security NEXT - 2025/02/05 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「React」が脆弱性3件を追加修正 - 重大脆弱性の余波に引き続き警戒を
「MS Edge」にアップデート - 「Chromium」のゼロデイ脆弱性に対処
県サイト資料に非公開の個人情報、マスキング未処理 - 静岡県
職員用グループウェアがランサム被害、生徒情報流出か - 向上学園
自治体委託イベントの申込フォームに不備 - 個人情報が閲覧可能に
サイバー攻撃被害が判明、内部情報へアクセスされた痕跡 - BBT
個人情報含む記憶媒体紛失、教諭2人を懲戒処分 - 北海道
「AEM」に100件超の脆弱性 - 「クリティカル」も複数
オンライン会議ソフト「Zoom Rooms」に脆弱性 - 最新版で修正済み
地理情報サーバ「GeoServer」の脆弱性悪用に注意喚起 - 米当局