「自分は絶対に大丈夫!」との思い込みこそ危険 - 無料啓発教材を公開
カスペルスキー、静岡大学、鹿児島大学は、一般消費者向けの情報リテラシー啓発教材「『自分は絶対に大丈夫!』を見直してみよう(おとな版)」の無償提供を開始した。
同教材は、消費活動や情報セキュリティにまつわるリスクについて解説した啓発教材。「投資編」「漏洩編」「消費編」を用意しており、シニア向けのセキュリティ啓発勉強会などにおける活用を想定している。
実施時間は1テーマあたり15分程度。同教材を用いる講座の指導案を含む指導者用ガイドブックおよび受講者用ワークシートを提供、非営利目的であれば無料で利用できる。
具体的には、投資詐欺やロマンス詐欺、個人情報漏洩、商品購入時の意図せぬサブスクリプション契約など、実際のトラブルや詐欺の事例を取り上げており、身近なリスクとして感じられる内容を目指した。
教材には教育工学、安全人間工学における「場面強制想像法」を活用。「自分がやってしまうかもしれない場面」を想像させ、日常の消費活動、インターネットやSNSの利用時に「自分は引っかからない」と思い込んでいるトラブルを自分ごととして考え、気づきを得られるよう工夫したという。
(Security NEXT - 2025/03/28 )
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