不正アクセスで迷惑メールの踏み台に - 京都教育大
京都教育大学において、ウェブメールのアカウントが乗っ取られ、フィッシングメールを送信する際の踏み台に悪用されたことがわかった。セキュリティ対策の強化を検討しているが、費用確保が難しい状況に置かれているという。
同大によれば、2月10日から11日にかけて、メールシステムに対する不正アクセスがあり、アカウント1件が踏み台として悪用されたもの。デンマークのIPアドレスから不正アクセスが行われ、約36万件のメールアドレスに対してフィッシングメールが送信されたという。
メールのアカウント情報は、フィッシングメールを通じて詐取されたものと見られている。問題のメールでは、メールシステムのヘルプデスクが発信したかのように見せかけており、「メールボックスの保存容量が上限に達した」などとだます内容だった。
同大では、個人情報や機密情報などの送信に同メールアカウントを利用したことはないとしているが、ウェブメールが不正アクセスを受けたため、送受信先の情報やメールの記載内容が閲覧された可能性は否定できないとしている。
(Security NEXT - 2018/04/24 )
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