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「memcached」利用した1.7Tbps規模のDDoS攻撃 - 対策進まなければ大規模攻撃続くおそれ

「memcachedサーバ」は、リフレクション攻撃における増幅率が高く、さらにメモリキャッシュサーバの性質上、データセンターなどネットワーク環境がよい条件のもと運用されていることから、踏み台として悪用された場合に大きな影響を及ぼすおそれがある。

悪用可能な「memcachedサーバ」は数万台規模で稼働していると見られており、Arborでは対処が進まない限り、テラビット単位の攻撃が続くとの見方を示した。

「memcachedサーバ」に関しては国内でも踏み台に悪用される被害がJPCERTコーディネーションセンターに報告されており、注意が呼びかけられている。

(Security NEXT - 2018/03/07 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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