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渋谷区公式サイトで閲覧障害 - ネット活動家による犯行声明も

東京都渋谷区のウェブサイトが断続的なDDoS攻撃を受けており、閲覧しにくい状態が発生している。Twitterにはオンライン活動家による犯行声明が投稿されていた。

同区によれば、1月3日0時ごろより、同区ウェブサイトがDDoS攻撃を受けているもの。同日明け方ごろ、職員が攻撃を受けていることを確認した。以降も断続的に攻撃が展開されており、閲覧しにくい状況となっている。

同区では、東京都、警視庁、総務省、プロバイダと連携して調査、対応を進めているが、1月5日の段階で復旧のめどはたっていない。引き続き、24時間体制で対応していくという。

今回の閲覧障害に関連して「アノニマス(Anonymous)」を名乗る一部活動家が、同区に対してサイトを攻撃したとする犯行声明をTwitter上に投稿。路上生活者が安全に越冬できるよう支援する「SafeWinter作戦」のひとつとしている。

同区では、12月に炊き出しなどが実施されていた区立美竹公園について再開発を理由に封鎖、区立神宮通公園についても終日利用を禁止しており、公園で生活していた生活貧困者や野宿者に影響が出ていることを受けて同調したものと見られる。

(Security NEXT - 2023/01/05 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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