広島県にDDoS攻撃 - 県や市町のウェブ閲覧や防災メール配信に影響
広島県は、2月16日9時過ぎより、断続的にDDoS攻撃を受けていることを明らかにした。同県や県内自治体のウェブサイトを閲覧しにくい状態や防災メールの配信など影響が出ている。
同県や23市町がインターネットへ接続する際に用いる同県セキュリティクラウドに対し、30分から1時間ごとにDDoS攻撃が行われているもの。
DNSサーバへ大量にリクエストを送信して負荷をかけ、名前解決を妨害する「DNSフラッド攻撃」を受けており、セキュリティクラウド配下にある同県や同県市町のサーバへアクセスしづらい状態が発生。ウェブサイトの閲覧に支障が出ているほか、広島市では、同市防災情報メールの到達が遅延するといった影響もでているという。
同県では、同県や県内自治体のサーバへアクセスしづらい場合は、しばらく時間をおいてアクセスするようアナウンス。広島市は避難情報の入手にあたり、影響を受けていない緊急速報メールや同市公式LINE、テレビのデータ放送などを活用するよう呼びかけている。
(Security NEXT - 2022/02/18 )
ツイート
PR
関連記事
DDoS攻撃が大幅減 - 一方で約147Gbps超の攻撃も
9月に399件のDDoS攻撃を観測、前月比1割減 - IIJレポート
「ラピッドリセット攻撃」が発生 - 1秒間で約4億リクエスト
3Qのインシデント、前期四半期比25%減 - 「サイト改ざん」が大幅減少
「Acrobat」「Cisco IOS」などの脆弱性5件が攻撃の標的に
150時間近く継続する複合DDoS攻撃 - 最大115Gbpsのトラフィック
2Qのインシデント件数、前四半期比6%減 - 「スキャン」半減
政府セキュリティ統一基準が改定 - 委託先が担保すべき対策を明確化
5月はDDoS攻撃が3割減、6時間超にわたる攻撃を観測 - IIJレポート
県内自治体で利用するセキュリティクラウドにDDoS攻撃 - 三重県