広島県にDDoS攻撃 - 県や市町のウェブ閲覧や防災メール配信に影響
広島県は、2月16日9時過ぎより、断続的にDDoS攻撃を受けていることを明らかにした。同県や県内自治体のウェブサイトを閲覧しにくい状態や防災メールの配信など影響が出ている。
同県や23市町がインターネットへ接続する際に用いる同県セキュリティクラウドに対し、30分から1時間ごとにDDoS攻撃が行われているもの。
DNSサーバへ大量にリクエストを送信して負荷をかけ、名前解決を妨害する「DNSフラッド攻撃」を受けており、セキュリティクラウド配下にある同県や同県市町のサーバへアクセスしづらい状態が発生。ウェブサイトの閲覧に支障が出ているほか、広島市では、同市防災情報メールの到達が遅延するといった影響もでているという。
同県では、同県や県内自治体のサーバへアクセスしづらい場合は、しばらく時間をおいてアクセスするようアナウンス。広島市は避難情報の入手にあたり、影響を受けていない緊急速報メールや同市公式LINE、テレビのデータ放送などを活用するよう呼びかけている。
(Security NEXT - 2022/02/18 )
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