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企業における暗号化製品の導入率は45% - 中小3割に満たず

メールやファイル、外部記録メディアを暗号化する製品を導入している企業は45.7%だった。一方、中小企業に限定すると28.1%と、3割に満たないことがわかった。

情報処理推進機構(IPA)が、国内企業における暗号の利用状況や課題について調査を実施し、結果を取りまとめたもの。

情報システム部門やセキュリティ担当部門、システムやサービス開発部門の責任者または担当者を対象に、2017年5月下旬から6月上旬にかけてウェブアンケート調査を実施。回答数は1066件だった。

メールやファイル、外部記録メディアなどを暗号化する製品を導入している企業は45.7%。従業員301人以上の大企業は62%だったが、300人以下の中小企業は28.1%と低く、企業規模によって差が見られた。

(Security NEXT - 2018/01/31 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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