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企業における暗号化製品の導入率は45% - 中小3割に満たず

暗号技術の利用シーンについて聞いたところ、「インターネット通信の暗号化(SSLやVPN)」が65.6%でもっとも高く、「電子メールの暗号化(50.8%)」「ファイルの暗号化(39.4%)」「PC、タブレット、スマートフォンの暗号化(30.5%)」と続く。また16.5%は、「暗号技術は利用していない」と回答した。

システム関連製品の選定、導入時の暗号技術に関する基準について、「暗号技術の利用、適用に関する基準がある」と答えた企業は23.1%。また、システム関連製品の開発時の暗号技術に関する基準では、「暗号技術の利用、適用に関する基準がある」は17.9%だった。

システム関連製品を選定、導入する際の暗号技術に関する課題について聞いたところ、「導入、維持管理コストが高い」が37.5%でもっとも高い。

そのほか「どの製品が安全で導入してよいものかわからない」との回答が23.5%。「正しくかつセキュアな暗号処理が行われているか確信が持てない」が22.5%と目立っている。

(Security NEXT - 2018/01/31 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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