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ネット公開が危険と感じる個人情報は「携帯電話番号」「顔」

インターネット利用者の約6割がSNSを通じて何らかの個人情報を公開しているとの調査結果をシマンテックが取りまとめた。公開している割合が最も高いのは10代後半から20代前半の女性だったという。

同社が、スマートフォンまたはタブレットを保有している15歳から69歳の男女を対象に調査を実施したもの。3296人から回答を得た。

同調査によると、インターネット上へ公開するともっとも危険と感じている情報は、「携帯電話番号」が90%で最多。「顔が分かる画像(84%)」が続く。

一方で回答者の8割以上がSNSを利用しており。具体的な公開範囲は不明だが、6割がSNS上で何らかの個人情報を公開していると回答した。公開している情報は、利用サービスによって異なる傾向が見られる。

実名の登録を規約で定めている「Facebook」では、「本名」が最多。それでも70%に過ぎなかった。非公開のグループなどで利用されるケースが多い「LINE」なども、36%が本名を公開している。

一方、不特定多数へ投稿を公開することが多い「Twitter」「Instagram」では「性別」が最多だった。またSNSの性質上、「Instagram」では顔を判別できる画像を公開しているとの回答も19%と性別に次いで多く、本名を公開しているケースも17%にのぼる。

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各SNSにおいて公開している個人情報の割合(表:シマンテック)

(Security NEXT - 2016/09/23 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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